どっとねっとれでぃお - システムエンジニア編 - <完>

本日最終日でした。

最後の晩餐は最近近くにできた定食屋の生姜焼き定食です。

 

一番苦手だった挨拶回り、何が憂鬱だって言うと、

辞める理由と今後どうするかってことを聞かれることです。

その都度、ニートです、プー太郎です、ゆっくりしようかな

とか…こんなの公開処刑だろ、これ答えるのが何よりも辛かったです。

定年退職するわけじゃないから「お疲れ様」の一言も結構辛い。

 

まっ、でも11年と5ヶ月、思い返せばいろいろありました。

オレが入社した時、PentiumMのノートPCを支給されたその年に、

小学校に入学した人は今高校3年生ですよ。

そりゃ、いろいろあるよな。

 

入社当初はまだ数学に情熱を燃やしていたので、

数年働いて稼いだ金で大学院に行こうと思ってた。

働くうちに昇進して偉くなりたかった、まさにザ・サラリーマン。

ただ年を食うごとに昇進した後の不条理感を感じるようになり、

昇進しなくていいから金貰った分だけ働くスタイルに。

 

そして今は人生の価値観が変わって、

金を稼ぐことよりも大事なことはあるって思えるようになりました。

何をしたいのかってのをもう少し考え直したいです。

 

会社に一つ文句をつけるとしたら、

食堂を無料にするってのは無理だとしても、

ウォターサーバーを置くとかオニギリを提供するとかして欲しかったな。

 

さよなら、サラリーマンのオレ。

会社名のおかげで賃貸やクレジットカードの契約は楽だったよ。